▼表形式編集画面 |
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当システムの骨格は、5種の御書本文のテキストデータと1つの真蹟写真の画像データにより構成されています。加えて解題等の御書資料、法華経、年表、辞書の各テキストデータによってシステム化されています。まず5種の御書本文とは、御書本文表画面の上部に示されているように、「システム版御書」「真蹟直読」「真蹟活用」「門下写本」「原型活用」「参考読方」に分類されます。早速、各々について概要を述べてみましょう。 |
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C、御書本文データ(5種)、検索対象の10遺文集、使用している略符合一覧 |
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▼5種の御書本文 |
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御書システムでは、それぞれ形式の違う「システム版御書」「真蹟直読」「真蹟活用」「門下写本」「原型活用」の5種類の御書本文を用意しています。目的に応じてご活用ください。 |
システム版御書 |
本欄は、この御書システムが読み易さの便宜の上から、独自に作成した読み下しの御書です。編集に際しては真蹟や諸写本を底本にし、さらに現行各種の遺文集を参考にして、従来の誤植や誤謬の改善等、最新の成果を取り入れるように努めました。と同時に、デジタル御書の特性を生かして、検索や絞り込み・並べ替え等の機能を十分に活用させるため表記の統一を心がけています。そのため、用言の送りがなの付し方や音便形の処理など一定のルールのもとに編集しましたので、既刊の遺文集と表記の異なるところも多くあります。学術的な研究を目指すユーザーには真蹟直読欄・真蹟活用欄・門下写本欄・原型活用欄との対照、併用を念頭に置いています。 |
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システム版御書欄 |
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真蹟直読 |
現存する日蓮聖人の真蹟を、主に法蔵館刊『日蓮聖人真蹟集成』により解読し、それを出来るだけ形を変えないで活字化したものです。異体字や変体仮名は外字を用意して本文中に表記し、表記不能な文字や文章の訂正、または他筆の挿入などは備考欄にその旨を摘記しました。その際、主に立正安国会刊『日蓮大聖人真蹟対照録』等を参照しましたが、今回あらたに解読し直した箇所も少なからず存在します。
なお真蹟の現存が確認されていても当制作グループとして真蹟(写真)実見なきものは解読しておりません。その場合でも他読によるものを[真蹟活用]のデータとしては用いています。
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真蹟直読欄 |
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真蹟活用 |
本欄は、検索や絞り込みの作業がしやすいように、上の真蹟直読欄を手直ししたもの。真蹟直読欄は活字の上で真蹟を忠実に再現するため、同一漢字に数種の字体を用いたり各種の異体字や変体仮名を外字として用いましたが、用語の検索や絞り込みには不向きなため、本欄では常用字体に改め、改行記号などを取り除いています。真蹟の用語調査をする際には欠かすことのできない欄です。([真蹟直読]と切り替えて表示します
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真蹟活用欄 |
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門下写本 |
本欄には、おもに上代門下の写本御書を収録しました。その対象は日興、日目、日道、日澄、日順、信伝、日進、日高、日祐、日大等の諸師の写本です。また、上代に写本がなくとも日乾真蹟対照写本や本満寺本が存する場合、併せて収録し、それぞれの写本名を備考欄に注記しました。編集にあたっては、写本の文字配列や字体など異体字や変体仮名は外字を用意して、忠実に表記することに努めました。誤写と思われる箇所についてもそのまま表記して、備考欄にその旨を注記しました。その他、技術的に表記の難しいところは備考欄に多くの注記を用いて、写本の状態が窺えるように工夫しました。真蹟の伝わらない御書に関しては、本欄によって最も原初的な御書の状態を知ることができるでしょう。本欄は日蓮聖人滅後の御書の伝承や編纂について考察する際に力を発揮します。 |
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門下写本欄 |
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原型活用 |
本欄は、真蹟の現存するものは真蹟の原型を保持し、ないものは既刊の活字御書を参考にして漢文の送り仮名や和文の濁点を除去して、御書の原型に近い形を再現しつつ、それをテキストとして利用したり、検索作業等がしやすいように成形したものです。
具体的には、聖人の真蹟が現存するものはそれに基づき、不現存分は身延久遠寺刊『昭和定本日蓮聖人遺文』や富士大石寺刊『昭和新定日蓮大聖人御書』により、漢文の送りがなや和文の濁点などを除去して、原型の再現に努めました。また、検索等の便を考慮して、すべての字体を常用字体に改めたものです。([門下写本]と切り替えて表示します)
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原型活用欄 |
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▼検索対象の10遺文集 |
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御書システムでは、以下に掲げた10の遺文集を検索対象としています。
なお、これ以外の遺文集をお使いのユーザーのために、データを追加する機能もあります。 |
- 定本遺文 昭和定本 日蓮聖人遺文 身延久遠寺発行
- 新定御書 昭和新定 日蓮大聖人御書 大石寺富士学林発行
- 縮刷遺文 本化聖教 日蓮聖人御遺文 霊艮閣蔵版日宗社発行
- 御書全集 新編 日蓮大聖人御書全集 創価学会発行
- 刊本録内 法華宗門書堂 寛文九己酉年版 大石寺内事部複製
- 刊本録外 法華宗門書堂 寛文九己酉年版 大石寺内事部複製
- 新編御書 平成新編 日蓮大聖人御書 大石寺発行
- 平成新修 平成新修 日蓮聖人遺文集 日蓮宗連紹寺不軽庵発行
- 対照録 上中下巻 日蓮大聖人御真蹟対照録 立正安国会発行 〃 大石寺 大石寺蔵 日蓮大聖人御真筆聚解読文
大石寺発行
- 真蹟集成 日蓮聖人真蹟集成 法蔵館発行
上記中の1遺文集の位置(巻と頁と行)を指示すれば、他の9遺文集の巻と頁と行が表示されます。
※注意点
ただし新定御書・縮刷遺文・刊本録内・刊本録外・平成新修の5遺文集は近似値です。よって逆にこれらの遺文集から位置を指示した場合は、他の遺文集の該当位置が若干ずれることがあります。特に吊り書き形式のものは遺文集間の編集の相違により正確に表示されない場合があります。
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▼使用している略符合一覧 |
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御書システムでは、おもに御書本文フォーム画面において、[システム備考] ・[真蹟備考] ・[写本備考]: [システム版御書] ・[真蹟直読]
・[門下写本]の解読・校訂作業中の留意事項を注記した分について、写本類・ 刊行書籍等を略符号で表記しています。
使用している略符合は、下記の一覧の通りです。
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使用している略符合一覧 |
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真蹟 |
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日興写本 |
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日目写本 |
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日道写本 |
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日舜写本 |
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日澄写本 |
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日順写本 |
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信伝写本 |
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日源写本 |
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日代写本 |
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日睿写本 |
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日大写本 |
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日進写本 |
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録内啓蒙 |
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録内御書 |
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録外御書 |
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=京都府妙覚寺蔵某筆真蹟影写本 |
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霊艮閣版日蓮聖人御遺文 |
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=日蓮大聖人御書全集 |
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昭和定本日蓮聖人遺文 |
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=昭和新定日蓮大聖人御書 |
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日蓮大聖人御真蹟対照録 |
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=平成新修日蓮聖人遺文集 |
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平成新編日蓮大聖人御書 |
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=大正新脩大藏經 |
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